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CARDBOX OPENスタンダード Round 3: 桐野 亮平(岡山) vs. 大野 誠太(大阪)

2017年05月06日(土)13:52 大会・イベント
by Hiroshi Okubo




 第3ラウンドでフィーチャーマッチテーブルに登場したのはグランプリ・2017静岡(春)の覇者、桐野 亮平(岡山)。彼は今日もまた、彼を栄光へと導いたマルドゥバリスタのバリエーション、4色機体でこのCardbox Openに挑んでいた。


 相対するは大阪からやってきた刺客、大野 誠太(大阪)。ここまで2-0と順調に勝ち進んできている彼もまた、マルドゥバリスタで戦いに臨む。『アモンケット』から軽量除去の《マグマのしぶき/Magma Spray》や《木端+微塵/Cut+Ribbons》を得たことで、今環境でも最有力デッキの一つと目される強靭なアーキタイプだ。


 ここで勝利を収めるのは《否認/Negate》などの打ち消し擁する4色機体か、はたまた新たな進化を遂げたマルドゥバリスタか?




桐野 亮平(岡山) vs. 大野 誠太(大阪)


Game 1


 互いに第2ターンに《キランの真意号/Heart of Kiran》を戦場に送り込む幕開け。先攻の桐野が先んじて《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》で「搭乗」し攻撃に向かい、返す大野の《模範的な造り手/Toolcraft Exemplar》に《マグマのしぶき/Magma Spray》を浴びせてまずは一歩リード。さらに第4ターンにプレイしたのは《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》!

 早くもゲームが決したかと思われたが、大野はこれにも冷静に《ピア・ナラー/Pia Nalaar》をプレイし《キランの真意号/Heart of Kiran》に「搭乗」。さらに桐野の《キランの真意号/Heart of Kiran》にブロック制限を与え、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》を素早く処理する。

 両者一歩も譲らない序盤戦を終え、今度は攻め手が続かない桐野が防戦に回ることとなる。序盤の攻撃分でライフレースこそ優位に進めているものの、《乱脈な気孔/Shambling Vent》を引いている分大野が攻撃のイニシアチブを得ており、クリーチャーを継続的にレッドゾーンへと送り込んでゆく。

 だが、その序盤に生じたライフ差が大野にとっては致命的となった。《スレイベンの検査官/Thraben Inspector》や《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》が置き土産に残したトークンで数ターンにわたる大野の攻撃を凌いだ桐野は大野の《無許可の分解/Unlicensed Disintegration》に合わせて《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn》を叩きつける!


桐野 亮平(岡山)



 このとき大野の残りライフは3。予断を許さない状況で舞い降りた《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn》に対処する術を持たなかった大野は決死のアタックを敢行し、桐野は"もっとも損をする形"でブロックに応じる。

 すなわち、返す桐野のアップキープには怒れる天使の業火が彼を呑みこむのだった。


桐野 1-0 大野


Game 2


 第1ゲーム同様《キランの真意号/Heart of Kiran》から動き出す大野だったが、第3ターンに動きが取れない。桐野はその隙に《異端聖戦士、サリア/Thalia, Heretic Cathar》を着地させ、マウントを奪いに行く。

 だが、大野も負けじと《歩行バリスタ/Walking Ballista》を「X=2」でプレイ。《異端聖戦士、サリア/Thalia, Heretic Cathar》を手早く処理し、《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury》でアドバンテージを得て桐野の《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn》には《無許可の分解/Unlicensed Disintegration》を打ち込む。

 除去の弾幕を前に桐野が攻めあぐねていると、大野は一気にゲームに片をつけんと《死の権威、リリアナ/Liliana, Death's Majesty》を戦線に追加し、攻防の立場が一気に逆転する。

 桐野は何とか逆転の手立てを探るが、次々にゾンビトークンを生み出していく大野の《死の権威、リリアナ/Liliana, Death's Majesty》を対処できずにいると、アドバンテージでもボード上でも大きくリードを奪われてしまうのだった。



桐野 1-1 大野


Game 3 


 《スレイベンの検査官/Thraben Inspector》、《キランの真意号/Heart of Kiran》と続けてプレイし、大野がプレイした《異端聖戦士、サリア/Thalia, Heretic Cathar》に《無許可の分解/Unlicensed Disintegration》を打ち込む桐野。先攻の利を活かして序盤のリードを許さず、桐野にプレッシャーをかけていく。

 だが、負けじと大野が第4ターンに呼び出したのは《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》! これに対抗する手段がなかった桐野は一気に苦しい展開となってしまう。


大野 誠太(大阪)



 なんとかその猛攻を1ターン凌ぎつつ、クリーチャーを展開して《キランの真意号/Heart of Kiran》に「搭乗」。続く攻撃で《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》を処理しにかかるが、これは大野に《無許可の分解/Unlicensed Disintegration》されてしまい、形勢は大野に傾いてゆく。

桐野「先にプレインズウォーカー出されちゃうと厳しいな……」

 返す総攻撃を食らい、一挙11点ものライフが奪われてしまった桐野だったが、なんとか《停滞の罠/Stasis Snare》を引き込み大野の《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》を追放し、《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn》を叩きつけて巻き返しを図る。

 しかし、ここまでのゲーム展開で大きくライフレースのリードを許してしまっていた桐野の身を守るには《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn》のみでは不十分すぎた。《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury》、《異端聖戦士、サリア/Thalia, Heretic Cathar》と立て続けにクリーチャーを並べ立てる大野に対し、有効な除去を引き込めなかった桐野が膝を屈することとなった。

桐野 1-2 大野



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