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CARDBOX OPENスタンダード 準決勝: 長谷川 一成(石川/千葉) vs. 本田 敦郎(大阪)
2017年05月06日（土）23:00
大会・イベント
By Atsushi Ito
177人からスタートした参加者もいよいよ残り4名にまで絞られた。
トップ4で唯一の機体以外のデッキとしてひとり気を吐く長谷川だが、メインに《造反者の解放》を3枚も搭載してまで機体メタを明確にしてきているのが、ここまで勝ち上がってきた秘訣なのかもしれない。
対する本田はオーソドックスなマルドゥバリスタだが、対《霊気池の驚異》や対コントロールも見据えて安易な《致命的な一押し》フル搭載に頼らずに隙のない構成にしている点からは、確かな実力と自信を感じさせる。
栄冠まであと2勝……だが最終戦のテーブルに座る権利を得られるのは、長谷川か本田、どちらか一人。
Game 1
《ならず者の精製屋》が初動の長谷川に対し、本田は後手ながら《キランの真意号》《異端聖戦士、サリア》《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》という爆速の展開。
《キランの真意号》と《異端聖戦士、サリア》にはそれぞれ《蓄霊稲妻》を合わせ、《ならず者の精製屋》2体で《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》への牽制とする長谷川だったが、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》のアタックを受けて残りライフは既に8点。
本田は《屑鉄場のたかり屋》2体を並べてターンを返す。
《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を落とさないとジリ貧な長谷川は《奔流の機械巨人/》からの《蓄霊稲妻》で唯一のブロッカーである兵士トークンを除去して《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を落とすことに成功する。
だが、ターンエンドの宣言と同時に公開された本田の《無許可の分解》によって投了に追い込まれてしまうのだった。
長谷川 0-1 本田
Game 2
《模範的な造り手》からの《スレイベンの検査官》という回りを、《守られた霊気泥棒》からの《つむじ風の巨匠》で抑え込む長谷川。
対する本田は《無許可の分解》で突破を図るが、この隙に《霊気池の驚異》を設置される。
が、本田はここにさらに《苦渋の破棄》を合わせる！
長谷川「あらー！？」
しかもこれだけならクロックは《スレイベンの検査官》2体でロングゲームに突入しそうというところで、5ターン目にはしっかりと《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を着地させる。
長谷川 一成
だが長谷川もさるもの、《織木師の組細工》を設置した1ターンを挟んでプレイしたのは2枚目の《霊気池の驚異》！
総攻撃を受けてライフを8としつつも、エンド前の《霊気池の驚異》起動はダイレクトに《絶え間ない飢餓、ウラモグ》を降臨させる。
《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》とトークンが消え、アタックで吹き飛ぶ本田のライブラリー。
そして、わずかな可能性に賭けてブロッカーとして《歩行バリスタ》X=3を出す本田を尻目に、2回目の《霊気池の驚異》起動が《蓄霊稲妻》を導いたのだった。
長谷川 1-1 本田
Game 3
《模範的な造り手》からの《キランの真意号》という最高のスタートを切る本田に対し、2枚の《霊気溶融》で応える長谷川。
さらに送り出された《歩行バリスタ》「X＝2」にも3枚目の《霊気溶融》！この完璧な受けを見せられてはさすがの本田もガス欠気味で、続くクリーチャーは《スレイベンの検査官》と寂しいもの。
だが、《霊気池の驚異》を引けていない長谷川も苦しい。
本田 敦郎
その間にも本田は2枚目の《キランの真意号》で1枚目と選手交代、さらに《霊気溶融》に構わず《歩行バリスタ》を育ててプレッシャーをかけていく。
一方の長谷川のドローは土地が続き、ついに2体目の《歩行バリスタ》が「X＝3」で送り出される。
ドロー。違う。ドロー。これじゃない。見る間にライフが減っていき、けれど長谷川の《霊気池の驚異》は呼ぶ声に応えない。
やがて。
完璧な受けで封じ込められたところから始まったゲームをそれでも制した本田が、決勝戦へと駒を進めた。
長谷川 1-2 本田
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