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かみそーのグランプリ上海レポート

2017年11月14日(火)14:55 コラム記事
みなさんこんにちは。
カードボックス本部のかみそーです。


今回はグランプリ上海(スタンダード)に参加してきたので、そのレポートをお届けします。


■グランプリ上海準備編
時は遡ってグランプリ香港の帰り道。
大敗を喫し、心が折れかけていた様子を見たゴールドレベルプロが私にくれた一言。
「走り込みが足りないよ」
あまりにもその通りでぐうの音も出なかったので、ここのところサボりがちだったMOの競技リーグに積極的に参加することを決意しました。
ただやり続けるだけだと意味が無いと感じていたので、以前高尾翔太さんが記事で書かれていた(今は読めませんが・・・)対戦記録をエクセルでつけることを始めました。




最初の10リーグは赤単や赤黒機体などの好んで使用していたのですが、あまり勝率は伸びず(単に下手なだけですが・・・)。
マルドゥ機体はかなり好感触だったのですが、マナ基盤が弱く、色事故を起こした時のリカバリーが不可能なのがネックで使用には至りませんでした。
そして、今まで使うのを敬遠していたティムールエネルギーに着手しました。
というのもこのデッキ、コンバットが複雑になる上リソースの管理としてエネルギーも見なければいけないので使うのが非常に難しく、私には使いこなせないだろうと使わず嫌いしていました。
しかし使い始めて見ると感触が良く、ティムールエネルギーで10リーグを消化。勝率も突出して良い訳ではありませんが、安定して3-2以上は叩き出せます。MO上でかなりティムールエネルギーミラーになったので、メインは少しミラーを意識した形に変更。
合計20リーグの練習でグランプリ上海へ向かうことになります。




■グランプリ上海1日目
今回も金曜日発でしたが、12時前の出発だったため金曜日に三重を出ても余裕を持って関西空港に着くことができました。
上海までは2時間ほど、前回と違ってLCCでも無い為以前より席も広く、快適な空路でした。
上海到着後、タクシーで移動。もちろん今回も「Uber」を使おうとするも・・・なんと中国は「Uber」のサービス範囲外とのこと。
仕方なく、空港のタクシー乗り場から拾って乗りました。カーチェイスレベルの運転をされる、道間違えて20分以上ロスするもそのまま全額請求されるという幸先の良いスタート^^


ようやく会場に到着し、一安心かと思いきや。


(画像はツイッターからお借りしました)


会場が廃工場だそうで。わーなんていい会場なんだー(棒)
以前調べた時の会場と違っていて、色々と嫌な予感がしましたがとりあえず買い物を済ませてホテルへ。
ホテルは会場の真横やから近くて楽やなーと思っていたのですが・・・ここで異変に気づきます。


会場・・・以前調べた時と場所変わってるな・・・?


なんと旧会場の近くにホテルを取ってしまっていて、全然近くあらず。日本のMTG公式ページしか見ていなくて、そちらが更新されていなかったので全く気づきませんでした。
調べてみるとタクシーで40分、電車で1時間ちょっとの距離。
幸か不幸か行けない距離では無いので、とりあえず野良タクシーを拾おうとするも全然拾えない。
たまに止まってくれても英語が全く通じません。スマフォ画面を見せても拒絶される有様。
仕方が無いので、近くの駅まで歩いて電車移動。乗り方が全然分からなかったのですが、文明の利器「グーグル翻訳」で乗り方を聞いて事なきを得ました。
乗り換え2回で最寄駅に到着。
駅にファミリーマートがあったので、飲み物食べ物を調達してホテルへ。


まぁまぁいいお値段していたこともあり、なかなか良い感じのホテルでした。英語が通じることがこんなに嬉しいなんて・・・
一階にはレストランもあり、本日の夕食はこちらで済ませました。
部屋に戻ってから何度かフリーして、日を跨ぐ前に倒れるように就寝。


■グランプリ上海2日目
前日にホテルで手配しておいたタクシーで会場へ。
同行者の一人がノーバイだったため、早めに着いて会場をブラブラしたりフリーしたりして近くのお店に肉まんを買いに行ったりして始まるまでの時間を潰しました。


R1:bye
R2:bye
R3:ティムールエネルギー 〇×〇
R4:青白王神 ××
R5:赤単アグロ ××
R6:ジャンドエネルギー 〇〇
R7:青黒コントロール ×〇〇
R8:4cエネルギー 〇〇
R9:4cエネルギー ×〇〇


開幕1-2した時は日本に帰りたくて仕方ありませんでしたが、そこから4連勝の初日7勝2敗で耐え。
仮想敵だったエネルギー系にしっかり当たれたのが良かったですね。
終わった後は速攻でホテルに帰り、近くの日本食のお店で夕食。いいお値段でしたが、味的には満足でした。


■グランプリ上海3日目
いつも通りホテルで手配したタクシーで会場へ。
会場で売っているレッドブルを飲みましたが特に何も感じませんでした。成分は日本以上に調整されていそうですね。


さて本戦はと言うと・・・


R10:4cエネルギー ×〇〇
R11:青白トークン 〇××
R12:青黒コントロール 〇〇
R13:ティムールエネルギー 〇××
R14:ティムールエネルギー 〇〇
R15:スゥルタイエネルギー 〇〇


フィーチャーテーブルでかなり相性の悪そうな青白トークンに負けてしまったのと、ティムールエネルギーミラーは事故ってしまい栄光をもたらされまくって4敗。
トータル11-4で35位PP2点と$250の賞金でフィニッシュでした。
15回戦終了後は日本のプレイヤーとフリーした後、チームドラフトに参加。
結構やばそうな青白飛行デッキを組み上げたものの、噛み合って2-1でチームも勝ち。
途中から渡辺さんや行広さんが見てたのですが、緊張しすぎのプレミ連発で負けかけて心臓止まりそうでした。


電車でホテルに戻って昨日とは別の日本食のお店へ。
親子丼がかなり美味しくて、日本でもこのレベルの親子丼はなかなか食べれないんじゃないかと関心するレベルでした(空腹が過ぎたのでそう感じただけかもしれませんが・・・)


この後はホテルに戻って就寝、5時にチェックアウトして空港へ。
2時間のフライトで無事日本へ帰ってきました。実は今回も途中から喉の調子が悪かったのですが、日本に帰ってきてからビタっと収まったので上海の空気が悪かったのだと思います。英語が通じなかったり、Uberが使えなかったりと色々不便だったので、次回以降積極的に来ることは無いと思います。


とグランプリ上海はこんな感じでした。一週開いてるとは言え、連続で海外に行く経験も初めてだったため、非常に疲れました。
最後に使ったデッキを紹介します。


■グランプリ上海使用デッキ
メインボード
4 牙長獣の仔
4 道路の召使い
4 つむじ風の巨匠
4 ならず者の精製屋
4 逆毛ハイドラ
2 多面相の侍臣
4 栄光をもたらすもの
4 霊気との調和
1 マグマのしぶき
4 蓄霊稲妻
3 削剥
4 霊気拠点
4 植物の聖域
3 尖塔断の運河
3 根縛りの岩山
1 隠れた茂み
4 森
2 山
1 島

サイドボード
2 チャンドラの敗北
3 否認
2 捲土+重来
2 破滅の刻
2 領事の旗艦、スカイソブリン
1 慮外の押収
1 川の叱責
2 自然に仕える者、ニッサ


〇一般的なリストとの差異やサイドボードなど
①メイン多面相の侍臣
元々マナフラッドしやすいため、何かマナフラッドに対する受けが欲しかったと感じていた時にサイドボードに入っていた多面相の侍臣を試しに入れてみたところ好感触だったため格上げ。
エネルギー系相手にはもちろんのこと、赤単やコントロールに対しても悪くない働きをするのでメイン採用は非常に良かったです。


②捲土+重来
PTイクサランで準優勝してMO上でも爆発的に増えた青白王神が厳しかったため、サイドインできるカードを眺めている時にこれを発見。
青白王神はサイドボード後、賞罰の天使や博覧会場の警備員といったクリーチャーが入ってくるのでそれらを除去しつつ、墓地をリセットすることで永遠・不朽持ちを対処しながら王神の贈り物の釣り先を無くすことができます。
スカラベの神も1枚で対処できるので、ティムールt黒のデッキにもサイドインします。


③破滅の刻
前回のPTQに出た時に、ティムール側が赤単に対して焼けつく双陽を入れたら強そうという話を聞いたので早速試してみたのですがあまり上手く機能せず。
結局後から出てくるハゾレトやチャンドラ、栄光をもたらすものに対して無力だったのですが、破滅の刻ならそれらを一括で対処できるため採用に至りました。非常に好感触でした。
黒マナベースの4cエネルギーに対しても非常によく効くので、積極的にサイドインします。


思いつきで入れたカードもあったので、バランスが悪くもう少しシェイプアップできそうです。
せっかく今回使って経験地も得た訳ですし、今後も引き続きティムールエネルギーを使っていこうと思います。
Finalsまでは大きなイベントも無いので、PPTQ突破を目標にしつつMTGを楽しみます。


それではまた次回!

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