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CB横浜西口店ハセキョンの世界大会ベスト8レポート

2018年08月16日(木)10:25 コラム記事
8/4(土)、5(日)に遊戯王の世界大会「Yu-Gi-Oh! World Championship 2018」が開催されました。
遊戯王のスマートフォン向けアプリゲーム「遊戯王デュエルリンクス」内にて世界大会観覧の募集が行われ、当選した約3000名が幕張メッセへ足を運びました。



入場者には20周年シークレット仕様の「青眼の白龍」と「ブラック・マジシャン」が配布され、次週の「Cerebration Event」でも優勝者に進呈されたことから大きな話題となりました。




開会式ではDJ×太鼓隊によるアニメ遊戯王のBGMリミックスが披露されたり、巨大スクリーンで行われるVRデュエルが見られたりと、カードゲームのイベントとは思えないほどのインパクトがありました。
今後もこのようなイベントが開催されるごとに遊戯王の盛り上がりは広がっていくでしょう。


一般部門の部、デュエルリンクス部門の部、小学生の部の3部門で世界の頂点が争われ、一般の部に出場したカードボックス横浜西口店店長のハセキョンが日本人最上位のベスト8となりました。
大会への準備や大会中のアレコレを聞いてきたので、そちらをお届けします。



こんにちは。
カードボックス横浜西口店のハセキョンです。
今回は遊戯王世界大会「World Championship 2018」に参加してきたので、そのレポートを書きました。
是非ご覧下さい。


【大会が始まるまで】
8月1日(水)の夜にホテルに着きました。初日は出欠確認と大会の参加賞を見せて頂きました。

※今年の参加賞スリーブとプレイマット

2日目にユニフォームを頂いて写真撮影を行ったり、ルールや対戦マナーなどの説明を受けました。
デッキ登録はwebでの登録と、実物のデッキも提出しなければいけなかったので、このタイミングでスリーブを入れ替えて提出します。
反っているなどゲームに影響が出るカードがあれば別のものと交換しなければなりません。僕も一部のカードを交換してくれと言われ代えが無く困っていましたが、その場にいた人が代わりのカードをくれたので事なきを得ました。


3日目は池袋の「J-WORLD TOKYO」という週間少年ジャンプのアミューズメント施設を楽しんだ後、秋葉原で自由行動でした。海外選手はカードショップを回ったり、他の選手はメイド喫茶に行ったりしてました(笑)
自由行動後はホテルに戻ってウェルカムパーティに参加しました。
バイキングを楽しみつつ、プレイヤー紹介やビンゴ大会で盛り上がりました。明日からの世界大会に士気を高めつつ、和気藹々と楽しめました。


【WCS2018使用デッキと経緯】
剛鬼デッキを使用しました。

【メインデッキ】
3×終末の騎士
3×D-HERO ディアボリックガイ
1×亡龍の戦慄-デストルドー
1×剛鬼ライジングスコーピオ
1×剛鬼スープレックス
1×剛鬼ツイストコブラ
1×剛鬼ヘッドバット
2×剛鬼マンジロック
1×SRベイゴマックス
1×SRタケトンボーグ
1×ジャンク・フォアード
1×夢幻崩界イヴリース
3×浮幽さくら

3×閃刀起動-エンゲージ
1×閃刀術式-ジャミングウェーブ
1×閃刀機-ホーネットビット
3×簡易融合
3×墓穴の指名者
3×左腕の代償
1×剛鬼再戦
1×おろかな埋葬
1×死者蘇生
1×増援
1×神剣-フェニックスブレード
1×リビング・フォッシル
1×ソウル・チャージ

【サイドデッキ】
3×PSYフレームギア・γ
1×PSYフレーム・ドライバー
3×ラーの翼神竜-球体型
3×ツインツイスター
3×レッド・リブート
1×N・アクア・ドルフィン
1×閃刀術式-アフターバーナー

【エクストラデッキ】
2×トロイメア・ゴブリン
1×トロイメア・ケルベロス
1×トロイメア・フェニックス
1×トロイメア・ユニコーン
1×トロイメア・マーメイド
1×リンクリボー
1×アンダークロックテイカー
1×トライゲート・ウィザード
1×トポロジック・ガンブラー・ドラゴン
1×閃刀姫-カガリ
1×ファイアウォール・ドラゴン
1×聖騎士の追想 イゾルデ
1×M.X-セイバー インヴォーカー
1×召喚獣ライディーン

元々、オルターガイストか閃刀を使用しようと思っていましたが、海外の選考会の結果や動画を見ていると剛鬼デッキの使用率が高く一度試してみようと思いました。
試してみるとデッキパワーが非常に高いと感じ、調整を始めました。
海外のプレイヤーはメインデッキの剛鬼パーツの採用枚数が多く、同じカードが嵩張った時に弱いと感じました。
剛鬼パーツを最小限まで減らし、初動になるかつ柔軟に動ける「D-HERO ディアボリックガイ」「終末の騎士」や閃刀姫パッケージを入れた構築が気に入ったので、これを使用することに決めました。


手札誘発は「灰流うらら」では無く、「浮幽さくら」を採用しています。「灰流うらら」と比べてアドバンテージ損はするものの、剛鬼ミラーでの展開を大きく阻害できる他、閃刀姫デッキにもそれなりに効きます。
特に剛鬼ミラーでは「灰流うらら」だけだと乗り越えてエクストラリンクされるパターンもありますので、展開の核となる「聖騎士の追想 イゾルデ」を除外できる「浮幽さくら」を選択しました。


また、上記のように相手からも「浮幽さくら」で「聖騎士の追想 イゾルデ」を除外される可能性もあり、イゾルデが除外されるとエクストラリンクを成立させるのが非常に難しくなります。その場合にエクストラリンクを成立させる補助として「ソウルチャージ」とそれをサーチできる「左腕の代償」を採用しました。


展開補助として「簡易融合」が入っていますが、そこから出す融合モンスターとして「召喚獣ライディーン」を採用しています。
一般的には「魔装騎士ドラゴネス」が採用されている枠ですが、オルターガイストやトリックスターのサイドデッキに採用されているであろう「インスペクト・ボーダー」の対策にもなるので、こちらを選択しました。


デッキの中の「神剣-フェニックスブレード」を素引きしてしまうと「聖騎士の追想 イゾルデ」の②効果が使用できなくなるので、2枚目の装備魔法として展開補助にもなる「リビング・フォッシル」を入れています。


エクストラデッキは「聖騎士の追想 イゾルデ」を1枚にして、サイドデッキに落ちていた「トポロジック・ガンブラー・ドラゴン」を入れることでサイドデッキの枚数を節約しています。
大会で当たるデッキの大部分が剛鬼、閃刀姫、オルターガイストだと思っていたので、それぞれに対応できるようにサイドデッキを組みました。
「N・アクア・ドルフィン」だけ特殊なカードで、先行で展開に不要な「閃刀術式-ジャミングウェーブ」と交換し、手札誘発を阻害しつつ「トポロジック・ガンブラー・ドラゴン」の手札破壊を有効に働かせます。



【大会レポート】
■1回戦:剛鬼@フランス
1:前日知り合いが、「こんな弱い手札からもこうやったらエクストラリンクできますよ~」と教えてくれた手札がほとんどそのまま来て、教えてもらった通りにエクストラリンクして勝ち(笑)
2:相手の先行で「N・アクア・ドルフィン」から「トポロジック・ガンブラー・ドラゴン」まで展開されて手札全て捨てさせられて負け。
3:2と全く同じことをやり返して勝ち(笑)
〇×〇

■2回戦:剛鬼@カナダ
動画フィーチャーでした。
1:先行展開できる手札で「墓穴の指名者」まで持っていましたが、イゾルデを想定外の「無限泡影」で止められ、返しにイゾルデから展開されて負け。
一般的には無限泡影は採用されていないことが多いので、相手の採択が上手でした。
2:先行でエクストラリンクして勝ち。
3:相手が手札誘発ばかりの手札で事故っており、こちらの展開も妨害されて「トロイメア・フェニックス」「トロイメア・ユニコーン」の盤面。相手は展開の起点を引けずに裏守備でモンスターを出すのみ。返しで追加モンスターを展開して勝ち。
×〇〇

■3回戦:オルターガイスト@ひつじさん
1:展開できない事故ハンドが来るも、相手もモンスターを引いておらず、妨害されながらも召喚したモンスターでアタックし続けて勝ち。
2:手札が弱く、レッドリブートで罠をかわしつつ攻撃を続けるも先に盤面を作られてしまい負け。
1、2本目に時間がかかってしまい、制限時間で引き分けになりました。
〇×-

■4回戦:オルターガイスト@オーストラリア(最終成績:2位)
1:手札誘発2枚だったら超えられる展開を手札誘発3枚でかわされ、マルチフェイカーから展開されて負け。
2:1と全く同じシチュエーションで負け(笑)
何度やっても勝てる気がしません!もう当たりたくない(笑)
××

■5回戦:閃刀姫@メキシコ
有利なマッチアップです。
1:先行でエンゲージからシズク3伏せという好スタートに浮幽さくらまで持たれていましたが、「アンダークロックテイカー」「トライゲート・ウィザード」「ファイアーウォール・ドラゴン」が並び、そのままワンキル。
2:先行の同じような展開にツインツイスターを打つと「閃刀機-ウィドウアンカー」「相乗り」が捲れる。
返しで「閃刀起動-エンゲージ」を用意されている場合は、「閃刀機-ウィドウアンカー」経由でエクストラリンクも突破される可能性があるため突っ張ると決めています。
相乗りの効果で15枚くらい引かれて何度か手札誘発を打たれましたがそれを乗り越えてワンキルしました。
〇〇


予選は3-1-1の6位通過です。
次の試合に勝てば、世界大会のプロモが確定する大一番で気合が入ります。


■決勝T1回戦:剛鬼@イタリア
1:先行取りましたが、事故で展開できず。逆に展開されて負け。
2:先行展開で「ソウルチャージ」を発動した時、特殊召喚するモンスターを少し悩んでいたら、ジャッジから警告を受けてしまいました。動揺から展開を間違えてしまい、弱い盤面でターンを返すと相手は「剛鬼ライジングスコーピオ」を召喚。
「簡易融合」「亡龍の戦慄-デストルドー」「ソウルチャージ」を使用していてライフポイントが残り僅かだったため、攻撃されただけでライフポイントは0です。
××

ベスト8で負けました。非常に悔しいです。
対戦の合間や終わった後に各国の代表と写真を撮ったり、喋ったりしていました。
初日が終わった後、台湾の代表の通訳さんを通じて「ハセキョンさんのファンなので、一緒に写真を撮って欲しい」と言われ、一緒に写真を撮りました。普段からCSや動画で存在を知っていてくれたらしく、嬉しかったですね。
次の決勝大会を見たらその彼が決勝戦で戦っていて、しかも優勝していて驚きました。ファンの立場が逆転してしまいました(笑)

世界大会が終わった後もカードボックス横浜西口店で勤務中に、「配信見てました!」「写真撮ってください!」などと声をかけて頂き、嬉しかったですね。
これからも今までのスタンスは崩さず、大きな大会を目標に遊戯王を楽しんでいきたいと思います。直近ではYCSJが開催されるので、優勝できるように頑張ります。




ありがとうございました!
惜しくもベスト8で敗れてしまいましたが、彼ならいずれ世界の頂点を掴んでくれることでしょう。
YCSJの情報も公開され、ますます盛り上がりを見せる遊戯王OCG。デッキを組むなら全国のカードボックスの店舗で是非ご購入ください!

それではまた次回のレポートでお会いしましょう!


記事中の一部画像は「遊戯王デュエルモンスターズOCG公式サイト」より引用しております。

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