当店開催のTCG大会におけるセルフシャッフルのお願い、ならびに公正なシャッフルについて

2023年07月05日(水)20:58 大会
 当店の開催する大会ではトラブル防止のため「セルフシャッフル」「セルフカット」を皆様にお願いしています。


 競技の公平性を保つため、大会参加の皆様におかれましては、カードの持ち主ご自身による十分な無作為化を図るシャッフルをお願いいたします。




NGなシャッフルの例をいくつかあげていきます。

※各シャッフルについて
ディールシャッフル→山を上から順にいくつかの山にわけていくように置いていき、最後に重ねてひとまとめにするシャッフル。
ヒンズーシャッフル→山の上からカード束を下に送っていくシャッフル。
ファローシャッフル→山を2つにわけてカードの束を互いに差し込みあうシャッフル。

1.ディールシャッフルを1~数回行った後、ヒンズーシャッフルのみを1~数回行う


 ディールシャッフルは最初の山から決まった順序にカードを移動させるだけなので、無作為化としては意味がないシャッフルです。
山に固まっているカードがバラけていくので、一見するとよく混ざっているように見えますが、これは「プレイヤーが意図的に操作した山札」といえる状態になります。
ディールシャッフルの後にヒンズーシャッフルを行ったとしても、「程よくカードを散らした束の順番を入れ替えるだけ」になるので、見た目の印象とは裏腹にシャッフル法としてはイマイチで、そこに悪意がないにしても不正なプレイといえるでしょう。


 対戦準備の時間に、対戦相手とのデッキ枚数、およびマークドのカードがないことを確認するために一度だけディールシャッフルを行うのが良いでしょう。
ただし、このときも最初にディールシャッフルから行うのは「意図的にカードをバラけるようにシャッフルしている」と受け取られかねないので、最初はファローシャッフルをすることを推奨します。


2.ファローシャッフルのみを数回行う。


 ファローシャッフルは効率的に山の順番を無作為化することができますが、性質上山の上下両端側が混ざりにくいシャッフルです。
やり方を工夫することで解決はできますが、対戦相手に公平性を示すため、またより効率的にシャッフルを行うためにはヒンズーシャッフルを1回は混ぜましょう。
ゲーム中はファローシャッフル→ヒンズーシャッフル→ファローシャッフルとすることを推奨します。


3.ファローシャッフルを行うとき、取り分けた山の一番上を、そのまま一番上になるように差し込む。


 2の内容とつながることですが、上記のようなシャッフルでは山の一番上のカード(カード群)は位置が変わりません。
必ず下側の山に差し込むことを意識しましょう。


4.ゲーム中、山札の中を確認した際、カードを入れ替えてからシャッフルを行う


 最終的に完全に十分な無作為化が図られていれば問題ない、と言いたいところですが、無意味に順番を入れ替えているとしたらそれは遅延行為ということにもなります。
キーカードの枚数の確認であったり、逆に同じカードが固まっているときにはつい散らしたくなってしまいますが、NGです。


5.シャッフル中、またはシャッフル後に山のカードを見る。

 あたりまえのようですが、小さなお友達などにはたまに「カードがバラけているか」確認してしまう子がいます。
それではシャッフルの意味がないので絶対にダメです。
それ以外にも、例えばファローシャッフルをする際に山の一番下のカードが見えている状態になってしまうのもNGです。
自分にも対戦相手にもカードの表面が確認できないようにしてシャッフルを行いましょう。

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